池貝のタービン加工機技術(環境エネルギーをリードする技術)

RNC160x18000mm 大型タービンロータ旋盤

  • 最大級のタービンロータの中、仕上げ加工用旋盤で、剛性のある分離型水平2条ベッド×2本で構成。
  • ワークベッド:大径チャック付主軸台、静圧振れ止め、心押台を配置し、ワークを支持。
  • サドルベッド:往復台上にはシングルステー刃物台を搭載。
  • 独自の設計構造
    主軸台の軸受けにはφ800mm超精密級複列円筒コロ軸受けを採用し太い主軸と併せて高い剛性と高い回転精度を保証します。
    φ2500mm大径面板には締付力400kNのメカ増力機構内臓ネジが組み込まれた4爪単動方式で、ロータを強固に締付けることが出来ます。
  • 心押台は上下移動機能を採用した強固な構造です。
  • 往復台の移動は独自のダブルラックピニオン方式を採用し、ピニオンは最適なプリロード機能により駆動します。バックラッシュを最小にしスムースな送りとスケールフィードバックによる高い位置決め精度を保証します。
  • 静圧、動圧共用型振止めは、ロータの撓みに倣うスイベル機構を取り入れたストレスフリー構造を採用し、130トン/基の最大支持重量能力を備えています。
  • 往復台上はLCD付き集中操作盤を配し全ての操作を可能にしています。

主要諸元

往復台上の最大振り φ2800mm
心間距離 18000mm
心間支持重量(チャック、センター間) 160,000kg
積載荷重最大(複数振れ止支持) 250,000kg
刃物台移動距離 X 800mm
往復台移動距離 Z 18000mm
主電動機 AC200kW
主軸回転速度 0.3 〜 130min-1
主軸最大回転力 170kNm
最大切削力 100kN
概略床面積 6000x28,250mm
概略重量 330,000kg

大型タービンロータ加工旋盤

写真は発電用に使われているタービンロータです。

タービン加工機

タービン加工機

 

大型の場合、ブレード(羽根)を取り付けた外形は、ゆうに3mを超え、重さも200トンを超える大きさになります。
この巨大なタービンロータは、火力発電所、原子力発電所のタービン内で蒸気を受けて回転し大容量発電を行うメインパーツです。
高速で回転するため、加工精度はミクロン(1/1000mm)単位での仕上げ寸法となり、失敗は許されない加工技術が求められます。

長年、大型タービンロータ加工専用旋盤を製造し、多くのノウハウを蓄積してきた池貝はこれからも高効率タービンロータの加工技術で地球温暖化を防ぐ一躍を担います。

タービン加工機

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