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企業情報

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代表取締役社長 中西 章

創業1889年『誠実と進取』の
精神を継承し、
新たな未来を創るものづくり。

代表取締役社長 中西 章

株式会社池貝_企業情報

『工作機械、ディーゼルエンジン、スクリュ式押出機、日本初は全て池貝から』

池貝は創業1889年、日本で最初に工作機械(旋盤)を作ったメーカーです。当時、日本は工作機械を欧州から輸入していましたが、日本のものづくり現場を支えて成長させるためには国産化が必須でした。そうした背景を受けて当社の創業者である池貝庄太郎が国産初の旋盤、英式9フィート旋盤2台を1889年に完成させました。この旋盤は、国産第1号(国立科学博物館寄贈・展示)であるだけでなく、現存する国産最古のものとなっています。これが池貝の『誠実と進取』の精神の原点です。社会の発展に必要なものを誠実に受け止め、進取の精神で新しいものを生み出していく精神です。
この精神で生み出された池貝の国産初は工作機械だけではありません。1926年に日本初の船舶用ディーゼルエンジンを開発し、1930年には池貝製の日本初舶用大型ディーゼルエンジンを載せた日本丸が就航されました。この日本丸は54年間稼働したという世界一の稼働年数記録を保持しており、そのエンジンは帆船日本丸・横浜みなと博物館に今も展示されています。現在、ディーゼルエンジン事業はディーゼルエンジン最大手であるドイツMAN社の総代理店として日本国内におけるオーバーホールなどのメンテナンスを一手に引き受けています。
さらに1951年には日本初のスクリュ式押出機を生み出しました。スクリュ式押出機では主にプラスチック材料の進化に貢献してきました。様々な樹脂の組合せに対してスクリュ形状や混錬条件のノウハウを多様なお客様と共に追求開発し続け、化学、自動車、食品など多様な業界で活躍し続けています。近年は従来からあるプラスチック材料だけでなく、生分解性樹脂向けなどにも対応できる単軸と二軸のフルラインアップで展開をしています。

『130年以上の技術を伝承し、進化させる責任と使命を負って』

『130年以上の技術を伝承し、
進化させる責任と使命を負って』

旋盤を中心とした工作機械、ディーゼルエンジン、押出機に共通していることは数十年以上にわたってお客様にご使用いただきながら、私たちがメンテナンスや改善を継続し続けながら、新たなニーズへ対応する製品を生み出し続けている点にあります。それが出来るのは過去から蓄積してきている技術や技能が形式知、暗黙知の双方でしっかりと伝承がされ、人を育て続けてきているからだと認識しています。それによって130年以上にわたって同じ事業を継続することが出来ています。この伝承されてきている技術や技能、そして事業を次の10年、30年、100年と繋げていくということは私たちに課された責任であり、使命であると考えています。私たちを取り巻く環境変化の速さは加速化していき、お客様から求められる機械も変化はしていきます。そうした変化への対応をしつつも、30年以上前に納入した機械のメンテナンスや改善も変わらず継続していきます。『誠実と進取』の精神を事業で体現化し続けて参ります。

会社概要

会社名 株式会社池貝
創業 1889年(明治22年)5月
会社設立 1949年(昭和24年)7月
資本金 90百万円
決算期 12月31日
代表者氏名
代表取締役CEO 張 春華
代表取締役社長 中西 章
従業員 単体:200名(2024年1月)
連結:1000名(2024年1月)
事業内容 工作機械・産業機械の製造、修理ならびに販売及び設置工事
主要取扱製品 工作機械 : CNC旋盤、マシニングセンタ、ホーニングセンタ、CNC横中ぐり盤
産業機械 : 押出機、シート及びフィルム成形機
エンジン : 船舶用エンジン
関係会社 株式会社池貝ディーゼル
池貝(上海)機械設備有限公司
池貝金属株式会社
新日本工機株式会社(外部ページへジャンプします)
事業所面積 ツクバ工場(本社所在地と同じ)
敷地面積 113,903㎡(34,516坪)
建物床面積 30,009㎡(9,094坪)
主工場、大物工場、プラスチックセンター第1工場、第2工場
ISO9001認証取得 2012年(平成24年)6月

沿革

1889年(明治22年) 池貝庄太郎により東京芝金杉川口町に池貝工場を創設、国産旋盤第一号機が完成
1896年(明治29年) 国産第一号の石油エンジンを製作
1905年(明治38年) 当時の日本での決定版ともいうべき池貝式標準旋盤を量産開始
1906年(明治39年) 合資会社池貝鉄工所設立
1913年(大正2年) 株式会社池貝鉄工所に改組
1915年(大正4年) 八尺旋盤5台を英国に輸出して日本製機械の世界市場への最初の進出
1916年(大正5年) ロシア政府の注文により30psガソリンエンジン585台を6ヶ月間で完成輸出
1920年(大正9年) わが国最初のエアーインジェクションディーゼルエンジンを製作
1926年(大正15年) 国産第一号機となる高速度新聞輪転機を製作
わが国最初の無気噴油ディーゼルエンジンを完成
1927年(昭和2年) 自動活字鋳造機を創製、以後日本ではこの種の外国製品を輸入する必要がなくなる
1934年(昭和9年) 18万部刷り高速度新聞輪転印刷機を開発
1937年(昭和12年) わが国で初めて高速高能率切削の両頭フライス盤を完成し鉄道省に納入
1941~1944年
(昭和16~19年)
第二次世界大戦中は総動員試験研究令により、単軸ならびに四軸自動旋盤、砲弾用強力自動旋盤、航空機エンジン、シリンダーライナー用FB型精密立て中ぐり盤、軍用機ほまれエンジン用専用機、精密横中ぐり盤等の新鋭機を完成
1949年(昭和24年) 企業再建整備法により「池貝鉄工株式会社」設立
1950年(昭和25年) プラスチック加工用押出機、ビニール電線被覆機完成
わが国最初の多色刷高速度新聞輪転機を完成し朝日新聞社をはじめ各社に納入
1951年(昭和26年) わが国最初のならい旋盤を完成し、戦後沈滞気味の日本工作機械業界に刺激を与え、
引き続き自動ならいフライス盤、ならいロール旋盤などを製作発表
1953年(昭和28年) わが国最初の火花放電加工機 『JAPAX』 を完成
1957年(昭和32年) 東京タワーに850ps発電機2基を納入
1958年(昭和33年) 英国のプラスチック機械メーカーR.Hウィンザー社と技術提携し続々と優秀機を生産
1960年(昭和35年) ダイムラーベンツ社と高速ディーゼルエンジンの技術提携
1965年(昭和40年) 多くの新しい機構をとりいれたユニークなA20旋盤「日本機械学会賞」を受賞
1966年(昭和41年) 第3回日本工作機械見本市にマシニングセンタを含む3種類の数値制御工作機械を発表
1968年(昭和43年) わが国最初の電子計算機による工作機械群管理システムを完成、日本国有鉄道に納入
1969年(昭和44年) 工作機械群管理システム「科学技術庁長官賞」「日本機械学会賞」を受賞
1974年(昭和49年) スクリュダイ方式シート製造技術「大河内記念技術賞」受賞
ターニングセンタFT500NA「自動化機械開発賞」受賞
GT110形2軸押出機が第4回機械工業デザイン「日本産業機械工業賞」受賞
1975年(昭和50年) 非円形断面加工旋盤を開発。「昭和50年10大新製品賞」受賞
1976年(昭和51年) 世界最大の切削力を誇る超大型強力ロール旋盤TRL125完成
1977年(昭和52年) 小型NC旋盤FX20Nにオートローダ装置をつけ、「限定無人化機械」を開発。
1978年(昭和53年) 独MAN社と小型エンジンに関するOEM販売契約を締結
強力超大型マシニングセンタANC180FM完成
1985年(昭和60年) 業容拡大に備え茨城県行方郡(現 行方市)にツクバ工場新設
1987年(昭和62年) 国産最大級のターニングセンタTNC56完成
プラスチック押出機FA化実現のCPUシステムEX-100完成
1988年(昭和63年) 立型マシニングセンタ「ひとつぼ君」が機械振興協会の「自動化機械開発賞」受賞
1990年(平成2年) 8軸制御で6面加工が可能なマシニングターン「TM25YS」開発
1991年(平成3年) 池貝鉄工株式会社より「株式会社池貝」に社名変更
1993年(平成5年) CNC横中ぐりフライス盤「NB110T」を開発
1995年(平成7年) 船用大型クランク軸用CNCクランクピン旋盤「1500CPL」を開発
1998年(平成10年) U軸搭載可能な横型マシニングセンタ「TH500」「TH600]を開発
1999年(平成11年) 川口工場に集中加工工場を建設
2001年(平成13年) 東京地方裁判所へ民事再生を申請。資本金100%減資。新資本金1,000万円
2002年(平成14年) 川崎、川口工場売却閉鎖。ツクバ工場へ集約
ホーニングセンタ受注、納入
2004年(平成16年) 民事再生手続終結(計画より半年早まる)
大型ディーゼルエンジン部品加工用専用機完成納入
上海電気(集団)総公司が資本参加。 新資本金4億9千万円
2005年(平成17年) 株式会社池貝ディーゼルを設立
大型工作機械受注拡大により50トン、30トンクレーンを設置した大型組立、機械加工工場完成
中国上海市に上海事務所を開設
中国上海市に池貝(上海)機械設備有限公司を設立
2006年(平成18年) 池貝(上海)機械設備有限公司で中小型工作機械の生産販売を開始
2009年(平成21年) 池貝(上海)機械設備有限公司に大型加工機械4台設備完成
2012年(平成24年) マシニングセンタとホーニング加工機を融合させた「HM3,HM4,HM5」を開発
2014年(平成26年) 友嘉実業集団が資本参加
2016年(平成28年) 新日本工機株式会社をグループ会社に